英語を教える最適任者はお母さん

 子供の英語教育をどうしようと悩んでいるお父さんお母さんがたくさんいると思います。当然ですね。これからのお子さんは英語ができるかどうかで人生が大きく左右されることが予想されるからです。これからは英語ができるかどうかは大問題です。ではどうすべきでしょうか?もちろん、あなたのお子さんが英語を勉強する必要があります。あなたのお子さんが自分で積極的に英語を勉強してくれればそれに越したことはありません。その場合にはお父さんお母さんは英語の教材を与えておけばいいだけです。本や、CDや英語のビデオを買ってやればいいでしょう。それから、夏休みなどを利用して、英語が話されている国に長期滞在させるなどもいい案だと思います。でも、多くのお子さんはそんなにうまい具合に親の思い通りには行動してくれません。本や、CDや英語のビデオが利用されずに、机の上に積み重なっていきます。それはお子さんの心を圧迫して、お子さんはますます英語を勉強したくなくなります。

 では何時から英語を勉強させるかについて考えてみましょう。英語を勉強するのは早ければ早いほどいいとお思いの親御さんもいらっしゃると思います。英語をあまり早いうちに勉強させてしまうと母語の発達に悪影響があるという研究もあります。あくまで母語は日本語だと考えていらっしゃるなら早すぎるのは考え物です。母語としての日本語能力が確立しないうちに英語漬けにしてしまうと、日本語力も伸びないし英語力も伸びないということになります。あくまで英語を第二言語と考えているなら、本格的に英語の勉強をするのは日本語力が確立する10歳くらいまで待った方がいいかもしれません。幼稚園位からやるのはあくまで試運転ということになります。幼稚園から試運転を始めて小学校3年生から4年生辺りで本格的に勉強を始めるのが良さそうです。

 じゃ誰が教えるかです。一番いいのはお母さんです。母親の声というのは生まれる前の胎児の頃から聞きなじんだ声ですので、母親の声によって新生児の脳の言語回路が最も活性化するという研究結果も出ています。子どもは母親から話しかけられることで安心します。

 お母さんの中には自分は英語ができない。学生時代から英語が大の不得意だったという方もいると思います。でも、やはりお母さんしかいません。小学校4年生になれば、学校で英語の授業が始まるので、それでいいんじゃないか。学校の授業についていければいいわ。なんて思っていませんか。学校で週に1時間程度やってもとても英語は身に付きません。1日3、4時間、週に7日程度は必要でしょうね。じゃ、塾に行かせますか?授業料はいくらかかりますか。あなたのご主人の収入はいくらですか。下手をすると、収入以上に子供の教育費がかかってしまいます。この点お母さんが教えられれば、1日3時間でも4時間でも教えられます。もちろん週に7日。しかも、授業料はどこからも請求されません。家計に穴が開くこともありません。

 そんなことできるのかしらと思っているお母さんもいるでしょうね。できます。そうするためにはどうしたらいいか。これから考えていきたいと思っています。お母さんが子供に英語を教えながら、自分の英語力も伸ばしていければ、更にお子さんの英語力の成長に好影響を与えることができるでしょう。

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